屋根の葺き替え
屋根の葺き替えとは
古い屋根をはがし下地を増し張り、または張り替えて調整した後に新しい屋根に張り替える工事方法のことを言います。
古い屋根を撤去した後に下地調整の工程が必要なため、古い屋根の上にそのまま新しい屋根材を施工するカバー工法とは異なります。
屋根の葺き替えは、こんな場合に適しています
- 地震に備えて屋根を軽くしたい場合。
- 屋根の痛みが激しい場合。
- 下地(野地板)が傷んでいる場合 →腐朽、または脆くなっている。
(下地が傷んでいるとネジや釘の保持力が弱く強風で飛んでしまう危険性があります。) - 屋根勾配に適した屋根材が元々施工されていなかった場合。
(メーカーで決められた勾配が守られていないと雨漏りは直りません。) - 屋根にソーラーを取り付ける計画がある場合。
(ソーラーはカバー工法で施工された屋根には取り付けできない場合もあります。取り付け前に予め屋根を綺麗にしておこうなどと考えると後悔することもありますので事前に確認しておきましょう)
屋根吹き替えのメリット・デメリット
メリット
- 屋根が軽くなります。
(瓦屋根の場合、地震対策として屋根が傷んでいなくても葺き替えるお客様が増えています) - 雨漏りなど根本的な原因を解決できます。
- 瓦 →瓦へ・瓦 →コロニアルへ・瓦 →ガルバリウム鋼板へ。コロニアル →ガルバリウム鋼板へ。トタン →ガルバリウム鋼板へ。など今の屋根と系統の違う屋根材への変更も可能です。(屋根勾配の問題で使用する屋根材が限られる場合があります)
デメリット
- カバー工法に比べ費用が高くなる。
- カバー工法に比べ工期が少し長くなる。